余興でありがちなムービーも新郎新婦の両親を感動させれば大成功

結婚式で最もよく見かける余興に、新郎新婦のこれまでの人生などの軌跡を辿ったムービーがありますが、正直なところ友人側の軌跡には多少なりとも興味はありますが、相手の軌跡にはさほど興味はなく注視する事もありませんでした。

しかし、6年ほど前に行った友人(新婦)の結婚式で見せていただいたムービー(新郎側)は、それはもう凄く凝ってて思わず魅入ってしまう上に感動すら覚えた経験があります。

新婦から結婚式にお呼ばれし、披露宴は滞りなく進行し余興の時間となり、辺りが暗くなって新郎側のムービーが始まったのですが、私のその時の本音は「あまり興味無いなー」といった感じでした。

しかし、新郎母親(以下、母)が新郎が中学生の頃に大怪我をし、命こそ取り留めたものの右足が動かず車椅子生活を余儀なくされ、新郎と新郎父親(以下、父)で協力し合って介護を続けていた事。
さらに新郎は、母の怪我をもっと深く知っておきたい、知識を得て病状回復の役立てになるのではと、母の怪我から勉強を始め医学の道へ進んだ事。

その後大学で、友人である新婦に出会い新郎の医学への道を新婦が支え続けていた事。
たゆまない努力の末に医師となり、さすがに主治医にまではなれなかったものの、母を直接診察し共にリハビリ等を行った結果、母が50歳手前という回復が難しくなり始める頃に完治した事。
何かのドキュメンタリーを見ているようでした。ムービーに映る新郎の姿は紛れも無く医師の姿であり、母への父への愛情が披露宴会場を包み込むように思えたのです。

ムービー中、ご両親は姿勢を正し表情そのままで涙していました。私達新婦友人は、ただでさえ涙もののムービーであるのに、ご両親のその姿を見てさらに号泣。逆の意味で、何てものを見せてくれるんだと思ってしまいました。

メインテーブルに目を配ると、新郎は本当に優しい目でムービーとご両親と・・・そして友人である新婦を見ていました。何と言いますか、この二人が将来不幸になる要素が見当たりません。心から末永くお幸せにと思いました。

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